【エコズデザインコラム・コンセプトについて】
コンセプトの重要さ・そもそもコンセプトって何?についてシリーズで書いてみたいと思います。
第一回目の今回は、コンセプトとは何か?についてご説明させてください。
デザインや、作品を制作・創作する際には、必ず「コンセプト」を立てる必要があります。
また、デザインや創作をすることのみに留まらず、ご自身のブランド、何かサービスをお持ちの方も全く同じです。
必ず「コンセプト」を立てる必要があります。
それだけ「コンセプト」は重要なものです。
では、コンセプトとは、そもそもなんでしょう?
googleで検索しますと、下記のようにヒットします。
1.概念
2.企画・広告などで全体を貫く基本的な観点・考え方
漠然としていて、正直、わかりにくいのですが、コンセプトとは、要するに
(そのブランドの)指針
と考えるとわかりやすいかなと思います。
「指針」とは、これまた検索しますと、
ということが書かれております。
つまり、コンセプトとは、その作品やブランドが、方向性を決めるための、
「ゴール」のようなものです。
ゴールがなければ、どこへ進んでいいかがわかりません。
右なのか左なのか、西方面なのか、東なのか。。。
わからないので、やみくもに進んだところで。。。行き着いた先は、望んでいた場所ではないと思います。
まず、
自分はどこへたどり着きたいのか。
ゴールを決める。
それが、コンセプトを決める。ということです。
またコンセプトが決まれば、それに付随して、自ずと方向性も決まってきます。
その反対に、ゴール、そしてそれに向かっていくための方向性が曖昧なブランドは、そのブランドが持つ信念を伝えにくく、また自分自身もブレてしまう為、「このブランドは、ここにしかないこの点が魅力的。他にはない。だからお願いしよう」という、
選ばれる為の、差別化を感じさせるストーリー
を伝えきることができません。
そのため、競合他者と同じようなサービス内容に甘んじてしまい、特化た点をアピール出来ず、
結果、価格競争に巻き込まれてしまう可能性も潜んでいます。
逆に言えば、コンセプトさえ、きっちりと打ち立て、それに基づいたブランディングをしていけば、
それが例え、前例のない価格や内容であったとしても、
届く人には届くのです。
例えば、スターバックスは、比較的高価各帯のコーヒーを商品にしていますが、
「高いし、価値を感じないので行かない」という層がある一定数いると同様に
「高くてもあの空間でコーヒーを飲みたい」と、そこに価値を感じる層がある一定数いることも事実です。
その一定数は、”スタバのファン” と呼べるかと思います。
ですが、実はそのファンは、自分からスタバファンになったように見えて、
本当のところは、スタバ側から「選ばれて」います。
それは、スタバが、「スタバのコンセプト」に基づき、スタバ側が客を「選んで」いるからなのです。
それくらい、「コンセプト」は大切なものです。
全てはそのブランドの「コンセプト」で決まる。と言っても過言ではないと思います。
次回は、
実は、ブランド(店)側から選ばれている。とは、どういうことなのか。
をご説明していきたいと思います。
第二回目は下記の▽「関連記事」からご覧頂けます。