人が無意識の内に受け取っている情報の中に、「視覚情報」があります。
五感の中でも視覚が占める割合は約83%を占めるそうです。
「言葉で長々と細かく説明するよりも、視覚で見せたら一瞬で理解してもらえた。」そんな経験は皆様にもきっとおありだろうと思います。
非言語から、私達は、思っている以上に沢山の情報を受け取っているんですよね。
私たち個人事業主も、デザイン(視覚・ビジュアル)の力を活用して、「届けたい人へ届けるデザイン」「伝わるデザイン」で、 “あなたブランド”を明確にしていきましょう。
【伝わるデザインとは?】をテーマに、デザインからブランドプロデュースまでを行っている当方エコズデザインが、「視覚から伝えるデザインの力で、届けたい人へ届ける迄の道のり」をシリーズに分けてお伝えしていきます。
①コンセプトの重要さ
”届けたい人へ届ける事が出来るデザイン” “伝わるデザイン” が構築されるために必要なこと
その①は、コンセプトについてです。
ブランドをデザインする時に必ず必要となるものが「コンセプト」です。
逆に言えば、コンセプトがないブランドは、デザインできません。
「コンセプト」は、ブランドデザインにとって、それだけ大変に重要なものです。
では、コンセプトとは、そもそもなんでしょうか?
googleで検索しますと、下記のように書かれています。
1.概念
2.企画・広告などで全体を貫く基本的な観点・考え方
漠然としていて、正直、わかりにくいですよね。。。
なんのこっちゃ?ってカンジですよね。
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当方では、デザイン制作に入る前に、クライアント様に必ず「ヒアリングシート」を書いてもらいます。
こちらからの質問がだいたい10~15個程度あります。
その中で、
「○○(あなたのブランド)のサービスを通して一番伝えたいことは何ですか?」という質問があります。
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私は、コンセプトとは、
あなた(のブランド)が(お客様に)一番伝えたいこと
だと思っているので、この質問に必ずお答えいただきます。
その「一番伝えたいこと」がブランドコンセプトとなり、前述にあるような、
1.概念
2.企画・広告などで全体を貫く基本的な観点・考え方
となっていくのだと思っています。
つまりは、「あなたがお客様に伝えたいこと」が明確になって初めて、「伝わるデザイン(あなたブランド)」が誕生するのです。
コンセプトから方向性を探る
ただ、例えばコンセプトが、
「(自分のサービスを利用してもらうことで)女性が輝き幸せになってほしい。」
だったとします。
これですと、あなたブランドの世界観をしっかりと打ち出されたデザインはちょっと生まれないかもしれません。
ブランドデザインがカタチになるゴールに「(そのブランドの)世界観」が “見えてこない” ので、
競合他者との差別化が出来ず、”あなたの強み” が打ち出されてこないんですよね。
つまり、コンセプトとは、「世界観」でもあります。
あなた(のブランド)が伝えたい世界観です。
これが明確になればなるほど、届けたい人へ届くデザインが出来ます。
例えばコンセプトが下記のように3つある場合。
A. 女性が輝き幸せになり、その女性の家庭が幸せになってほしい。
B. 女性が輝き幸せになり、社会全体が幸せになってほしい。
C. 女性が輝き幸せになり、ご自身が幸せになってほしい。
A/B/C では、それぞれのゴール迄のアプローチや方向性が違ってくるので、結果、ゴールもそれぞれに違ってきます。
あなたのブランドの「世界観」が段々見えてきました。
【まとめ】
コンセプトとは、一番伝えたいことを明確化すること・世界観。
それを初めに決めることで、より”届けたい人へ届くデザイン”となります。
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では、
”届けたい人へ届くデザイン” ”伝わるデザイン”とは、どのようなデザインでしょうか?
そのためには、具体的には何が必要でしょうか?
次回はそこをお伝え致します。