先日「プロフェショナル仕事の流儀の宇多田ヒカル 特集」を観ました。
特に悲しいストーリーでもないのに、私、割と最初の方から泣きたくてたまらなくなった。
ずっと一貫して泣きそうになっていた。
不思議だなと思っていたら、彼女の亡き母への曲を3年かけて創っているけど、まだ完成しない。という話しになった。
宇多田ヒカルさんは、その曲を自分の中へ何度も何度も何度も、何度も問いかけていた。
自分の中にあるもの?を見つけないと。というような事を話していた。
自分の中にしか答えはないからというような事なんだけど、こうして言葉にすると、薄っぺらくなってしまうんだけど(汗)
でもそれの本当は、本当に本当に壮絶な事なのです。
クリエイターは、そうやって、自分の中へ何度も何度も、何度も問うてゆく。
そこからしか生まれない。
その苦しみが、見ていて本当に辛くて悲しくて、思い出したたげでも泣けてきてしまうのです。
そして完成した。
新アルバム の中の #夕凪 という曲。
人の心を震わせる作品を創るとはこういう事なんだよねと、あらためて(^^)
夕凪歌詞▽
鏡のような海に
小舟が傷を残す全てが例外なく
必ず必ず
いつかは終わります
これからも変わらずこんなに穏やかな時間を
あなたと過ごすのは
何年振りでしょうか落とさぬように抱いた
小さくなったあなたの体真に分け隔てなく
誰しもが
変わらぬ法則によります
急がずとも必ず全てが例外なく
図らず図らず
今にも終わります波が反っては消える全てが例外なく
必ず必ず
何処かへと向かいます
これまでと変わらずソングライター: Hikaru Utada
夕凪 歌詞 © Sony/ATV Music Publishing LLC
–
いつかの多重露光pic▽